除霊・浄霊
テレビ等で、憑いている悪霊(?)が人間の体に入って暴れたり話したりする・・・などという心霊番組が、昔はよくありました。
テレビ番組にやらせは付き物ですし、本当にその現象に悪霊が関与しているかどうかは分かりませんが、実際、起こり得る現象ではあります。
理性を失わせるほどの激しい現象が目の前で起これば、霊的な事を信じない方であっても、悪霊などの影響を考えるかも知れません。
しかしここまで極端な現象は実際に悪霊が関与した場合においても非常に稀なケースで、よっぽどの霊媒体質で自分の肉体を明け渡した時だけに起こり得るような事です。
人間の中に入って暴れるようなケースであれば直ぐに悪霊などの影響を考えるかと思いますが、 実際にはもっともっと大勢の人が知らず知らずのうちに未熟な霊魂の影響を受けており、 自覚のないままに側で語りかけている場合の方が圧倒的に多いです。
本人(肉体の脳)は気付かなくても、幽体は側で語り掛けられているので何となくイライラしたり落ち込んだり失敗したり・・・等々。
こういった状況の場合、同じ霊魂がずっと側にいるという訳ではありません。
同じ人間の側にいるのに飽きて、他の場所へ移動する事もあります。 その際、見失わないように自分の幽気をその人間に付けて目印にしておき、悪さをしたい時に側に寄って来ます。
つまり本来の除霊は、 その目印を取れば良い のです。
それにも関わらず世間に広まっている除霊、浄霊はおかしな事ばかり行なわれています。
人間の体に質の低い未熟な霊魂を入れて説得する等と、意識の低い霊魂が、意識が低いままで人間に説得される訳がありませんし、人間の中に質の低い気が残ってしまって後々とんでもない事になります。
形式的な祓い等は何の力も無く無駄です。
一見、効果があったように見えた場合はもっと大変で、その除霊を行なった人や団体には大物の邪霊の集団が憑いている可能性が高いです。
彼らの方法は依頼者に憑いている未熟な霊魂を、大物の邪霊の子分や奴隷にして、悪い事(物質的な)をさせないようにしたり、依頼者から一時的に離したりして、効果があるように見せているだけです。
最悪の場合、今度はその大物の邪霊に取り憑かれ、物質の世界では悪い事が起きなくても、その非常に質の低い幽気をたくさん吸い、死後はその幽体に相応しい世界へ行きます。
当然、効果があった噂は広まり、大勢の人が集まり、大勢の人々の質を下げようとします。
それが大物の邪霊の狙いです。
本物の除霊などは、 他者が行うのは難しいですが、本人が行うのは比較的簡単です。
真剣に神を求めて努力すれば、悪戯好きの未熟な霊魂はつまらなくなってどこかに行きます。 自分の守護霊としっかり繋がる事が出来れば成長も出来きますし、未熟な霊魂は近寄れなくなります。
くれぐれも未熟な霊能力者等に騙されないように気を付けて下さい。