カルマ
カルマというのは非常に難しいですので、あくまでも無理やり簡単に説明しますと、
自分が行った事は必ず結果として自分に返って来るという事です。
仏教で言えば「自業自得」、キリスト教で言えば「自分で蒔いた種は自分で刈り取る」等になると思います。
ほとんどの方が返って来た事なんてない。と思われるでしょうが、
それはカルマという法則がやったらやり返されるといった単純なものではなく、あまりにも複雑で不規則だからそう思われるだけです。
一つの言動(原因)が、いつ結果となって返って来るのか分かりません。
更に一つ一つの言動(原因)が積み重なって大きな事(結果)が返って来るかも知れませんし、
一つの言動を他の言動が打ち消したり和らげたり重なって大きくなったりするかも知れません。
その上更に、前世の言動も加わりますし、
前世の前世も、 更にその前世の前世の前世も、
更にその前世~、
また更に~~~の前世たち(まとめて過去世)の言動も加わります。
そして更に、意識も関わりますので、あまりにも複雑で不規則です。
意識に関しては、このホームページの10ページ分で説明しても高度な内容になり、なかなか理解出来ないと思います。
例え話で意識についてもほんの少しだけ説明しますと、
例えば、過去世(前世など)で散々イジメられて、辛くて辛くて自殺していた場合、
ほんの少し馬鹿にされたり、イタズラされただけで、
過去世には散々イジメられた記憶や意識がありますので、その時の事を思い出して、
異常に辛くなったり悲しくなり、少しの事で自殺したくなってしまうかも知れません。
また、それだけではなく、
異常に辛くなり、腹が立ち、少しの事でキレてしまうかも知れません。
どちらも可能性がありますし、過去世でイジメられた原因によってもまた変わって来ると思います。
例えば、貧乏という理由でイジメられていた場合は、
頭が悪い、デブ等といくら言われてもあまり怒りませんが、お金が無い事を少し馬鹿にされただけで異常に怒ったり、辛く悲しくなる事もあります。
逆に、なぜか生まれつき貧乏が異常に嫌いで、
一生懸命働き、貧乏にならないように必死に努力するかも知れません。
しかも人間は前世だけではなく、何度も生まれ変わり色んな人生を経験していますので、あまりにも複雑で、不規則です。
ただ一つだけ確実に言える事は、あくまでも無理やり簡単に言いますと、
自分の行った事は必ずその結果として自分に返って来るという事です。
死んでからでも返って来ますし、返って来ればまだ良いのですが、物質の世界と幽質の世界ではあまりに違います。
その為に、幽質の世界では返って来る事が出来ないカルマを持っているといつまで経ってもそのカルマを解消する事が出来ずに、いつまで経っても成長する事も出来ません。
その場合、この人は再び物質の世界へ行く必要がありますが、受精卵はあまりに小さく、全て入る事は出来ません。
結局、自分のほんの一部、髪の毛一本程度が、
気付きもしないうちに勝手に入って行きます。
その新たな人間がカルマを解消してくれたら良いのですが、
新たな人間の脳には卵(受精卵)以前の記憶はありません。
幽体の意識には刻み込まれているのですが、人間は通常、肉体の脳を使用し、好き勝手に生きるので、カルマを解消するどころか、増やしてしまいます。
物質の人間は再び物質の世界に降りるカルマがある為に産まれていますので、
物質の世界にいる時点でほぼ全員が解消しなければならないカルマを背負っています。
そしてカルマを解消するには、表面まで浮かせて解消する必要があります。
施設や山に籠もって、特定の人とばかり接したり誰とも会わなければ、
過去世の人間関係で生まれたカルマは表面まで浮かんで来ずに解消する事も出来ず、生きている意味がありません。
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